<読ませていただいた本>
・「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」<著者:ビル・パーキンス、訳者:児島修>(ダイヤモンド社)
<僕の気づき>
◎部下との時間は限られている。
▶部下の力となる「経験」「思い出」に時間を使う。
職場運営や部下の育成指導に役立つ本を探す中、僕はタイトルの「人生」「豊か」という言葉に惹かれ、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ダイヤモンド社)を読み始めました。
「人生におけるお金や時間の使い方の最適化」が本のテーマと僕は感じましたが、その中でも、職場での人材育成に役立つ気づきがありましたので、今回ご紹介させていただきたいと思います。
限られた時間を部下の「経験」「思い出」に使う
部下を育てようと思うと、多くのことを「教える」「伝える」ことに注力したくなります。
でも、組織に人事異動はつきものです。
ずっと同じ部下と仕事をし続けることはありません。
時間には限りがあります。
自分と一緒にいる間、「もう、教えることは何も無い」という状態になる前に、部下は自分のところを離れていく、または自分が異動になるのが一般的なのではないでしょうか。
そして、その後も部下の職場人生は続いていきます。
部下の未来のことを考えたとき、僕は、限られた時間の中で、部下に様々なこと身につけてもらうのではなく、自分のところを離れた後も、前に進んでいくための「力となるもの」を部下に得てほしいと思いました。
そして、それを与えるのが自分の役割だと気がつきました。
思い出すと自身に力が湧いてくるような「経験」を部下にしてほしい。
部下は、その経験を思い出すたびに、充実感を得て、前に進むことができる。
そのような経験を一つでも多く得るための手助けをしよう。
僕の言葉や行動も、部下に力を与える「経験」「思い出」の一つとなることを目指そう。
本から得た学びを実践し、より良い明日、
より良い世の中に。
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