<読ませていただいた本>
・「パーフェクトな意思決定―「決める瞬間」の思考法」<著者:安藤広大>(ダイヤモンド社)
<僕の気づき>
◎すべては「決める」ことから始まる。
▶決めて動いて、その結果、「間違い」とわかったならば、それを潔く「認める」。そして「修正する」ことで、成長していく。
◎「決めるとき」は「感情」を横に置く。
▶不安や恐れといった「感情」ではなく、向き合うべきは「責任」
管理職になったばかりのころに読ませていただいた「リーダーの仮面」「数値化の鬼」「とにかく仕組み化」(ダイヤモンド社)のシリーズとして店頭で見かけ、読ませていただきました。
意思決定 = 決める ということについては、別記事『【学び】「上司は部下よりも優れていなければいけない」という「思い込み」から自分を解放する方法』で書かせていただいていました。
管理職の機能は、「決める」ということと僕自身、理解しつつも、なかなか実際の職場・現場では、迷いや不安などで、部下が求めるような「意思決定」をできない場面が多くありました。
この本を読ませていただくことで、そのような場面での自分なりの考え方を持つことができました。
すべては「決める」ことから始まる。
決断が求められる場面では、「正解」がわからないときがほとんです。
それでも、「決める」ことでしか、物事を前に進めることはできません。
「正解だ」という確信が得られるまで待っていると、時間だけが過ぎてしまいますし、そのような「確信できる」ときは、いつまで待っても来ないことを管理職になって多く経験しました。
決めて動いて、その結果、「間違い」とわかったならば、それを潔く「認める」。
そして「修正する」ことで、成長していく。
そうやって前に進んでいくことを、チームのメンバーは求めているのではないでしょうか。
管理職として「間違うことができない」「優秀だと思われたい」などの「自意識」が邪魔をして、「決断」と「修正」ができないことの方がはるかに重い「間違い」なのだと僕は思うようになりました。
決めるときは「感情」を横に置く。
「間違い」は生じるもの、「修正ありき」といっても、決めたことが「正解」に近い方が良いです。
僕自身、「決める」ときに頭をよぎるものとしては、次のようなものがあります。
・決定したことが、メンバーから「否定されるんじゃないか」
・決定や実行したことが、「失敗するんじゃないか」
こういった「否定」や「失敗」への不安、恐れという「感情」が僕の中に生まれます。
組織・職場を良い方向に導くという管理職としての「責任」ではなく、これらの「感情」に意識が向いてしまったとき、判断を誤ったり、決断できない経験をこれまでに何度もしてきました。
不安や恐れが湧いてきたときこそ、自分が向き合うべきは「責任」なのだと思うように僕はなりました。
「責任」に向き合ってした「決断」だからこそ、間違っていたとしても、
「正しいと判断して実行したが、間違いだった。次からは、このようにする。」
そのように堂々とメンバーに伝え、「修正」することができるのだと僕は思います。
本から得た学びを実践し、より良い明日、
より良い世の中に。
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