【実践】ビジョンを作る

実践/アウトプット

僕が“学び”の実践から得たこと

「管理職が果たすべき役割と「ビジョン」が備えるべき3つのもの」の学び(記事はこちら)の実践として、
僕自身の職場のビジョン作成に取組みました。

僕が作成したビジョンの「核」は、こちら。


私たち一人ひとりが持つ“強み”を発揮し、顧客に提供する価値を高め続けていこう。

私たち一人ひとりが、“強み”の発揮を通じて、私たち自身の「思い」や「幸せ」を実現していこう。


ビジョン作成の際に、
心がけたのは、次のことです。


ビジョンは、
メンバーが持つ、バラバラの「働く意義」や「価値観」「行動指針」同じ方向に向けるためのもの。

だから、ビジョンに含まれる“目的地”や“大切にするもの”、“より良くなっていく実感”は、メンバーが「理解・共感できる言葉」で表現する。


この記事を読んでほしい人

僕と同じような次の人に、この記事を読んでいただけると嬉しいです。
「ビジョンを掲げたい」と思っている管理職や上司の人

僕が実践した“学び”

「NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘」(サンマーク出版)
「型破りCEOが世界を歩いて学んだリーダー5つの黄金律」(大和書房)
から得た次の“学び”の実践として、
僕自身の職場の「ビジョン」作成に取組みました。
(“学び”の詳細は、こちらの記事

✓ 管理職の役割は、チームの“ビジョン”を掲げること

✓ そのビジョンは、チームメンバーに次の3つを示し、与えてくれるものであること。
1) チームが目指す“目的地

2) チームが行動していく上で、“大切にするもの

3) チームの行動を通じて、メンバーの人生・時間が“より良くなっていく実感

僕が実践したこと、考えたこと

まず、ビジョンの作成にあたって、
「そのビジョンを受け取った人に、
僕は何を期待しているのだろうか?」
と考えました。

仕事の「目的と意味」を伝えるものが
ビジョンだと僕は本から学びました。

メンバーごとに、「働く意義」「価値観」は異なります。

だから、「何を大切にして行動するか」もバラバラです。

そして、これらは業務命令で無理矢理、変えることはできません。

シブシブ従ってくれることは、あると思いますが、
それでは、良い成果や自発的な行動・成長は得られません…。

「目的と意味」をビジョンで伝えることで、
メンバーそれぞれの「働く意義」や「価値観」、「行動指針」がメンバーの意思で、同じ方向に向くことを僕は期待しています。

メンバーの「意思を統一」し、
メンバーの「行動を率いる」こと

これが、管理職に求められる「統率力」というものだと僕は考えます。

そのためには、
メンバーの理解と共感は欠かせません。

このことは、「型破りCEOが世界を歩いて学んだリーダー5つの黄金律」(大和書房)に、
こう書いてありました。

現場の社員たちがビジョン実現の道のりに待ち構える困難、喜び、痛み、希望に理解と共感を示さないのであれば、ビジョンは無意味なスローガンと化してしまいます。

引用元「型破りCEOが世界を歩いて学んだリーダー5つの黄金律」<著者:ポール・デュプイ、訳者:呉亜矢>(大和書房)

ビジョンが“無意味なもの”にならないよう、
メンバーの顔を一人ひとり思い浮かべながら、考えることが大切です。

また、同書には、こうも書いてありました。

論理的すぎるリーダーはチームのモチベーションを上げることに無関心です。かつ経営陣にとっては重要だが、ほとんどの社員たちには遠い世界の話にしか聞こえない会社の未来について語りがちです。

引用元「型破りCEOが世界を歩いて学んだリーダー5つの黄金律」<著者:ポール・デュプイ、訳者:呉亜矢>(大和書房)

僕たちの仕事の“目的地”や“大切にするもの”、“より良くなっていく実感”をメンバーに「自分ごと」として受け止めてもらえるように、どんな言葉を選ぶか。

メンバーが「理解・共感できる言葉」で表現することが大切です。

これを心がけて、僕はビジョン作成に取組みました。

ビジョンの作成過程で、僕は、メンバー全員から話を聞き、
「仕事をする上で、『大切と考えること』」を
教えてもらいました。

メンバーから教えてもらったキーワードと、
僕が、これまでに読んだ本(こちら)の中から、ピンときた言葉を
目的地”と“大切にするもの”と“より良くなっていく実感”と関連づけることから始めました。

そして、これらの言葉の中から、
僕自身の職場のビジョンに盛り込むものを選びました。


“目的地”に関連しそうな言葉(順不同)
シナリオ・ストーリー/チャンス/アイデア/トレンド/指針/多様性/新次元/全体最適/明るい未来/道のり/理想/障害/視座/世代/目標/業績/進化/現実・現在地/過去/変革/勇気/評価・数値/ツール・システム/計画/問題解決/キャリア/方向性/顧客/決断力/大義/行動/プロセス/オリジナル/評価基準・重みづけ/課題と事実/行動変容/問い/価値・付加価値/生態系がどう変わるか/可視化/改善/企業文化/残すべきもの/継承性/創意工夫


“大切にするもの”に関連しそうな言葉(順不同)
存在理由/情熱・信念/仕事/役割/意欲・モチベーション/根拠/確信/理性/正しさ・良識/社会全体の利益や良い影響/客観的/理解・共感/探究心・わくわく感/好奇心/権限(できる・できない)/情報/譲れない一線/期待価値観/意味/使命/責任/関心/明瞭さ/許可/第一原理・不変の真理/挑戦/議論/意思/理論/面白い/疑問に答える/言語化/直感/ルール・法律/仕組み/選択肢・比較/想像力・イメージ/機能/姿勢/環境/平等/当事者意識/何に注力するか(何をしないか)


“より良くなっていく実感”に関連しそうな言葉(順不同)
笑顔・幸せ/前向きな変化/感性・感情/誠実/プライベート・家庭/本心/自由/得意・強み/学び・スキルアップ/成長/祝福・賞賛/力の発揮/経験・体験/成功・失敗/自信/職場/夢・希望/やりたいこと/加速/達成/満足・充実/進行感/貢献/チーム/個性/承認/居場所/信頼/安全・安心/共有/喜び・愛/注目/快適/好きなこと・楽しみ/対話/時間/活力・エネルギー/敬意/支援/選択/有能感/自律/関係性/応援/絆/誇り/気づき/利益/収入・給与/休暇/受容/自己実現/感謝/発見/健康/余裕/豊かさ


マーカーした言葉をじっと見ながら、
何日も考えました。

目的地を目指す過程で、
私たちにも、「良いこと」がもたらされること
そのようなメッセージを伝えたいと思いました。

そして、僕自身の職場のビジョンの核を、
次のように決めました。


私たち一人ひとりが持つ“強み”を発揮し、顧客に提供する価値を高め続けていこう。

私たち一人ひとりが、“強み”の発揮を通じて、私たち自身の「思い」や「幸せ」を実現していこう。


これに、具体的な組織目標や、組織の機能・役割を結びつけ、
ビジョンを完成させました。

次は、メンバーに、そのビジョンを
どう伝えるか です。

本から得た学びを実践し、より良い明日、
より良い世の中に。

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